交見室
パソコンによる年号から西暦への変換方法,他
樋之津 史郎
1
1筑波大学
pp.444-445
発行日 1993年5月20日
Published Date 1993/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413900965
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泌尿器科は,小児から高齢者まで幅広い年齢層の患者を診療の対象とすることがその特徴のひとつである。その患者の現病歴や退院要約をワードプロセッサで書く時や,患者の情報をデータベースに入れる際に生年月日,入院日などの日付を西暦で記述しなければならない時がある。例えば膀胱腫瘍の再発を繰り返している患者の現病歴をワードプロセッサを用いて記載する場合,前回の退院日と今回の再発時期を西暦で表わすと,その期間を計算しやすい。とくに昭和と平成のように年号をまたがって経過している症例などは西暦ですべて記載した方がわかりやすい。また,データベースソフトに患者データを入力する場合などは,生年月日と入院日から年齢を自動的に計算させることもある。データベースソフトが年号を計算できることもあるが,全てのソフトで可能なわけではない。さらにデータベースソフトから表計算ソフトにデータを移して加工するときには西暦で記載しておいた方が使いやすい。
一般に患者のIDカードや,カルテの記載は年号を用いている事が多くこれらを西暦になおすには早見表を利用しなくてはならない。そこで,パーソナルコンピュータのワードプロセッサソフトなどを使用している時に簡単に年号を西暦に変換できるように工夫を加えた。
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