増刊号特集 泌尿器科医のための臨床超音波マニュアル
4 前立腺・精嚢 A 診断の基本
杉山 義樹
1
1加曽利病院泌尿器科
pp.69-77
発行日 1992年10月30日
Published Date 1992/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413900719
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1 検査法のポイント(表1,図1)
前立腺・精嚢を描出する方法(到達方法)には,経腹的,経直腸的,経会陰的,経尿道的到達法の四種類がある。四者に共通して重要なことは「膀胱内に尿を充満しておくこと」である。また超音波検査全般に共通する重要なポイントは「探触子を動かしながら連続した断層像を観察する」ことである。静止画像は単なる記録であり,一枚の静止画像のみから診断することは時として危険である。(実は,客観性,再現性のある良質な静止画像を得られるか否かが,超音波検査の最大のポイントである。)
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