Japanese
English
手術手技 新しい手術・3
胃利用膀胱形成術
Gastrocystoplasty
小川 秋實
1
,
村石 修
1
Akimi Ogawa
1
,
Osamu Muraishi
1
1信州大学医学部泌尿器科学教室
1Department of Urology, Shinshu University School of Medicine
キーワード:
手術手技
,
膀胱形成術
,
胃手術
Keyword:
手術手技
,
膀胱形成術
,
胃手術
pp.737-742
発行日 1992年9月20日
Published Date 1992/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413900668
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下腹部への放射線大量照射後,短腸症候群などで小腸・大腸を用いた尿路形成ができないときは胃壁弁を利用して尿路形成ができる.胃壁弁を用いた尿路形成の利点は,粘液排出が少ないこと,尿吸収が少ないこと,酸性尿のため膀胱感染が少ないこと,酸を排泄するためアシドーシスがあっても実施できることである.一方,強い酸性尿のため排尿痛を訴えることが多く,それに対して胃酸分泌抑制薬(H2遮断薬)の投与が必要になる.術後数年までの成績は満足できるが,長期追跡症例がないので晩期合併症については不明である.
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