病院めぐり
大阪府立病院泌尿器科
佐川 史郎
pp.716
発行日 1992年8月20日
Published Date 1992/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413900664
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当院の沿革
当院のルーツは,1872(明治4)年に設立された「梅毒院」までさかのぼることができ,1924年に現在地に移転し大阪府立難波病院として性病の診療を専門としていたそうです.この伝統は現在も府立万代診療所として引き継がれ,STDの診療が行われています.その後1946(昭和21)年から一般患者の診療も行う総合病院になり,大阪府立大阪病院と改称,1954(昭和29)年には11診療科330床に増改築され,名称も現在の大阪府立病院となりました.以後も診療科の増設,病床数の増加をかさね,今日では24科772床になっています.
1985年から当院の近代化計画が実施され,1987年秋には新病棟(写真の後方)が完成し,現在は2期工事として外来棟(写真手前の建物)が建設中で,来春には完成の予定です.これに伴い,診療内容でも高度な専門医療を供給できる総合病院の機能を発揮するため,難治性疾患の治療を目ざした腎・尿路,運動器,脳神経・感覚器,消化器・代謝,心臓血管の5系統と救命医療に重点をおく体制に改組されています.
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