Japanese
English
手術手技 腹腔鏡手術・4
腹腔鏡下精索静脈瘤手術
Laparoscopic Varicocelectomy
堀井 泰樹
1
,
松田 公志
1
,
吉田 修
1
Yasuki Horii
1
,
Tadashi Matsuda
1
,
Osamu Yoshida
1
1京都大学医学部泌尿器科学教室
1Department of Urology, Faculty of Medicine, Kyoto University
キーワード:
腹腔鏡手術
,
精索静脈瘤
,
内視鏡手術
Keyword:
腹腔鏡手術
,
精索静脈瘤
,
内視鏡手術
pp.315-321
発行日 1992年4月20日
Published Date 1992/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413900571
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腹腔内臓器に対する腹腔鏡手術は,1960年代から1970年代にかけSteptoe, Hulka, Semmらにより確立され,おもに婦人科領域で行われてきた1).最近になり外科領域で腹腔鏡下胆嚢摘出術2)が開発されて急速に広がりつつあり,泌尿器科でも,骨盤内リンパ節郭清術3)や単純腎摘出術4)の腹腔鏡手術が施行され始めている.
精索静脈瘤手術は,内精静脈を内鼠径輪より頭側で結紮する高位結紮術が広く行われてきたが,われわれは,腹腔鏡を用いて内精静脈をクリップする術式を行っている5,6)ので,その手術手技を紹介する.使用する気腹ガスと麻酔法により若干手技が異なるので,まずCO2ガスを用い全身麻酔下に行う方法ついてのべ,あとで空気を用い局所麻酔下に行う方法での相違点を述べる.
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