病院めぐり
三信会原病院泌尿器科
原 三信
pp.990
発行日 1991年11月20日
Published Date 1991/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413900484
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原病院は1881(明治12)年に現在地に開設された.明治30年代から昭和20年代まで約50年間は西日本有数の性病専門病院であったため,ペニシリンの出現で性病患者は激減したものの,下部尿路疾患や性器疾患の患者は少なくなかった.そこで,1954(昭和29)年から泌尿器科専門病院を目指して牛歩に似た努力を重ねた結果,現在では病床数441(泌尿器科120床)の総合病院になった.日本全国の総合病院(約1100)の中で,泌尿器科専門病院から出発して総合病院に到達したのは原病院のみではないか,と些か自負している.
1991年現在,当院の常勤医54名中,泌尿器科常勤医は12名.E・E担当部長(山口),悪性腫瘍担当部長(鷺山)の二人を中心に男子不妊担当(小松),IMP担当(吉田),Urodinamics担当(武井)の下に九大,福岡大,佐賀医大,長崎大,鹿児島大からのローテーターを交え,活発な診療活動が行われている.
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