日本泌尿器科臨床史・3
皮膚泌尿器科時代学者の研究の幅
友吉 唯夫
1
1滋賀医科大学
pp.532-533
発行日 1991年6月20日
Published Date 1991/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413900384
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過去における泌尿器科と皮膚科との関係を,今回は研究業績の面から見てみよう.
現在は,皮膚科学,泌尿器科学のいずれもが細分化しており,業績も研究者の得意な領域に限られていることが多い.むしろその方が1つの課題を深く研究していると評価される傾向さえある.ところが,皮膚泌尿器科時代には,その両方において立派な業績をあげている人がかなり多く存在した.のちに皮膚科専任の教授となった学者の何人かは,泌尿器科教授に価するほどの業績も積んでおられた.たとえば,東京大学皮膚科教授であった北村包彦先生である.
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