画像診断
腫瘍内大量出血を伴った腎血管筋脂肪腫
岡野 達弥
1
,
井坂 茂夫
1
,
安田 耕作
1
,
島崎 淳
1
1千葉大学医学部泌尿器科学教室
pp.1011-1013
発行日 1990年11月20日
Published Date 1990/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413900206
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患者 46歳,女性.
主訴 左側腹部痛.
家族歴 特記すべきことなし.
既往歴 高血圧,糖尿病.
現病歴 1989年8月27日午前3時頃,左側腹部の疝痛発作出現.尿管結石を疑われ近医内科へ入院.超音波,CT等で左腎に大きな腫瘤を認め,貧血も強度のため,翌日当科へ紹介され緊急入院となった.
入院時現症 肥満著明.血圧150/80mmHg.体温38.8℃.左季肋部に超手拳大の可動性のない硬い腫瘤を触知.
検査所見 Hb 6.2g/dlと貧血著明.LDH3051lU/lと異常高値.尿沈渣:赤血球5〜10/ F,血沈20mm/時,CRP 3+.
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