特集 前立腺肥大症の診療トランスフォーメーション―低侵襲的外科治療の台頭
〈疫学〉
多種多様である男性下部尿路症状―日本排尿機能学会疫学調査JaCS2023の結果より
三井 貴彦
1,2
1山梨大学大学院総合研究部 泌尿器科学講座
2日本排尿機能学会疫学調査実行員会
キーワード:
疫学調査
,
下部尿路症状
,
前立腺肥大症
Keyword:
疫学調査
,
下部尿路症状
,
前立腺肥大症
pp.518-524
発行日 2024年7月20日
Published Date 2024/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413208168
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▶ポイント
・日本排尿機能学会では,下部尿路症状に関する疫学調査を約20年ぶりに行ったが,尿排出症状の有症率は前回の調査とほぼ同等であった一方で,蓄尿症状では全般的に低い有症率であった.
・夜間頻尿が最もQOLに影響を与える症状であった.
・下部尿路症状での受診率は,今回の調査でも低値であった.
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