特集 泌尿器科医のための核医学―正しく理解して潮流に乗れ!
〈これからの核医学検査・治療〉
前立腺癌に対するPSMA放射性リガンド治療
星 誠二
1
,
八木沼 恵
1
,
小島 祥敬
1
1福島県立医科大学 泌尿器科学講座
キーワード:
前立腺癌
,
放射性リガンド治療
,
RLT
,
前立腺特異膜抗原
,
PSMA
Keyword:
前立腺癌
,
放射性リガンド治療
,
RLT
,
前立腺特異膜抗原
,
PSMA
pp.412-418
発行日 2024年5月20日
Published Date 2024/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413208144
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▶ポイント
・前立腺特異的膜抗原(PSMA)に対する放射性リガンド治療(RLT)として,β線治療薬である177Lu-PSMA-617が複数のタキサン系抗がん薬の治療歴をもつ去勢抵抗性前立腺癌(CRPC)の予後を延長した.
・225Ac-PSMA-RLTはα線治療薬として一部の患者へ有効性を示す報告が多いが,複数回の投与が難しい可能性があること,供給が少ないことが課題である.
・異なるα線PSMA-RLTとしてサイクロトロンによる安定合成可能な211Atによる治療薬の開発が期待される.
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