増刊号特集 泌尿器内視鏡最新手術
前立腺・尿道の手術
経尿道的レーザー前立腺蒸散術(PVP/CVP/ThuVAP)
宮内 聡秀
1
1大分泌尿器科病院
pp.138-142
発行日 2023年4月5日
Published Date 2023/4/5
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413207797
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Point
◇どのレーザー手術においても基本手技はほぼ同じ手順で可能である.気になった箇所をあちこち蒸散するrandom walkingは慎むべきである.凸凹した面は出血しやすく止血困難,術後の経過も不良であるため,滑らかな蒸散面を形成するよう意識する.
◇各々のレーザーの特性を十分に理解することが重要である.蒸散力はおおむね出力に依存する.最も大事なことは凝固層の厚み≒止血能≒熱変性の影響(一過性尿閉,排尿困難,排尿時痛など)である.
◇凝固層の厚みはCVP(半導体レーザー)>>PVP(KTP/LBOレーザー)>ThuVAP(ツリウムレーザー)であり,CVPとThuVAPは接触式ファイバーでPVPは非接触ファイバーを用いる.
*本論文中、[▶動画]マークのあるものにつきましては、関連する動画を見ることができます(公開期間:2026年4月末まで公開)。
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