増刊号特集 泌尿器内視鏡最新手術
尿管・膀胱の手術
ボツリヌス毒素膀胱壁内注入療法
本田 正史
1
,
武中 篤
1
1鳥取大学医学部器官制御外科学講座腎泌尿器学分野
pp.118-122
発行日 2023年4月5日
Published Date 2023/4/5
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413207793
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
Point
◇ボツリヌス毒素膀胱壁内注入療法は,膀胱鏡を用いてA型ボツリヌス毒素製剤を膀胱筋層に注入する治療法であり,手技は非常に簡便で,ほとんどの症例は外来で実施可能である.
◇硬性または軟性膀胱鏡を用いて行う.軟性膀胱鏡を使用する場合は,局所麻酔薬注入による膀胱粘膜麻酔下に行うことが可能である.
◇注入は三角部,頂部を避け,後壁,右壁,左壁に分割して行う.注入部位のシェーマを作成しておくと,よりスムーズに施行することができると思われる.
*本論文中、[▶動画]マークのあるものにつきましては、関連する動画を見ることができます(公開期間:2026年4月末まで公開)。
Copyright © 2023, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.