学会印象記
「第109回日本泌尿器科学会総会」印象記
桝田 司
1,2
1慶應義塾大学医学部泌尿器科学教室
2東京歯科大学市川総合病院泌尿器科
pp.66-67
発行日 2022年1月20日
Published Date 2022/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413207425
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皆様のご協力のもと,現地開催形式で2021年12月7〜10日に第109回日本泌尿器科学会総会をパシフィコ横浜で無事に開くことができました.今回,私は総会の大会運営に携わらせていただいた立場として,この印象記を執筆させていただきます.
遡ること2019年7月,大家基嗣大会長および浅沼宏事務局長の号令のもと,医局員が集まって企画案の話し合いが開かれたところから,われわれの総会運営は始まりました.もちろん世間が“コロナ”の“コ”の字も聞いたことがない頃であり,企画会議のなかではさまざまな案が飛び出し,慶應らしく派手に,そして盛大な総会が開かれることを皆,信じて疑ってはいませんでした.しかしながら,皆様ご存じのようにコロナ禍の影響で,第108回総会と同様,例年4月に開催されていた泌尿器科学会総会を12月に延期する運びとなりました.現地開催でやってもよいのか,はたまたオンライン開催にせざるを得ないのか,大家先生も最後の最後まで悩んでいらっしゃったのは想像に難くありません.最終的には幸いなことに,11月頃には全国的にもコロナに罹患された方々が比較的減少傾向にあったため,現地開催に舵を切ることとなりました.それでも実際,どれくらいの方々に横浜まで来場していただけるのか,どのような感染対策を施しながら学会を行うべきなのか,運営サイドとしては頭を抱える日々でした.
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