増刊号特集 泌尿器科当直医マニュアル
外来編
緊急対応を要する疾患・トラブル
尿管結石・疝痛発作
岡田 真介
1
,
森川 弘史
1
1行徳総合病院泌尿器科
pp.51-55
発行日 2021年4月5日
Published Date 2021/4/5
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413207164
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
絶対に見逃してはいけないポイント
☞尿路結石治療の目的は,疼痛からの緩和,尿路感染の改善と予防,そして腎機能の保護である.排石が確認されるまで定期的に経過観察を行う必要があることを,患者にしっかりと伝える.
☞迅速に施行できる超音波検査を用いて水腎症の有無,腹部単純CTで結石を確認する.ほかの緊急性を要する疾患の鑑別,除外を必ず行う.
☞禁忌となる疾患につき注意し,非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)により早期の疼痛の緩和に努める.尿管閉塞に伴う腎機能低下,膿腎症の併発に留意する.
Copyright © 2021, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.