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特集 ここが変わった! 膀胱癌診療―新ガイドラインを読み解く
膀胱癌の経過観察
Follow-up of patients with bladder cancer
成田 伸太郎
1
,
松井 喜之
2
,
都築 豊徳
3
,
羽渕 友則
1
Shintaro Narita
1
,
Yoshiyuki Matsui
2
,
Toyonori Tsuzuki
3
,
Tomonori Habuchi
1
1秋田大学大学院医学系研究科腎泌尿器科学講座
2国立がん研究センター中央病院泌尿器・後腹膜腫瘍科
3愛知医科大学病院病理診断科
キーワード:
膀胱癌
,
経過観察
,
ガイドライン
Keyword:
膀胱癌
,
経過観察
,
ガイドライン
pp.320-325
発行日 2020年4月20日
Published Date 2020/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413206915
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▶ポイント
・非浸潤性膀胱癌(NMIBC)において,初回治療後3か月目に膀胱鏡検査を行い,その後はリスク分類に基づいた経過観察が推奨される.また,尿中分子マーカーや狭帯域光観察(NBI)は選択された症例において推奨される.
・筋層浸潤性膀胱癌(MIBC)において,再発リスクに沿った経過観察を行うことが推奨されるが,明確な経過観察プロトコールは確立されていない.
・NMIBCおよびMIBCともに上部尿路評価を行い,無症候性再発を早期に発見することは推奨されるが,明確な経過観察プロトコールは確立されていない.
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