増刊号特集 泌尿器科診療の最新スタンダード―平成の常識は令和の非常識
下部尿路機能障害
夜間頻尿
橘田 岳也
1
,
千葉 博基
1
,
篠原 信雄
1
1北海道大学大学院医学研究院腎泌尿器外科学教室
pp.162-165
発行日 2020年4月5日
Published Date 2020/4/5
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413206881
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
以前の常識
・夜間頻尿はQOLを低下させる疾患である.
・過活動膀胱,前立腺肥大症に伴う夜間頻尿に使用できる薬剤,エビデンスは限られていた.
・夜間頻尿と生活習慣(食生活)との関連を示すエビデンスは少なかった.
現在の常識
・夜間頻尿はQOL疾患であることに加え,全身疾患の原因となり,将来の死亡率とも関連する.
・夜間多尿による夜間頻尿(男性)へのデスモプレシンが使用可能となった.
・食塩の過剰摂取は夜間頻尿を来すリスクであり,減塩が夜間頻尿の治療オプションとなる可能性がある.
Copyright © 2020, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.