Japanese
English
特集 リプロダクションの現在―いま精子力を考える
〈総論〉
ARTに関する基礎知識
Basic knowledge for modern ART
柴原 浩章
1
,
加藤 徹
1
,
福井 淳史
1
Hiroaki Shibahara
1
,
Toru Kato
1
,
Atsushi Fukui
1
1兵庫医科大学産科婦人科学講座
キーワード:
生殖補助医療
,
ART
,
受精
,
着床
Keyword:
生殖補助医療
,
ART
,
受精
,
着床
pp.946-954
発行日 2019年12月20日
Published Date 2019/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413206765
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▶ポイント
・女性の平均初婚年齢の上昇により,卵子の老化に伴う「年齢因子」による不妊症が占める割合は年々増加している.
・初診のカップルに対して不妊治療をすぐに開始するのではなく,まず原因を診断するため一連の検査を行い,診断に基づく治療の提案を原則とする.
・ARTの適応は,それ以外に妊娠できる方法がないと判断されたカップルに限定されている.
・ただし,カップルの年齢,不妊期間,妊娠・分娩歴,合併症の有無,過去の不妊治療,家族計画の意向なども勘案し,標準治療からの開始でよいか治療法選択のうえで,ARTを含め特別な配慮を要するかなどを個別に判断することが重要である.
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