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特集 腎癌に対する薬物療法─最新エビデンスを実臨床に活かす
腎細胞癌の分子標的薬に対する耐性獲得─メカニズムの解明と克服に向けた取り組み
Acquisition of resistance to molecular : targeted therapies in renal cell carcinoma
原田 健一
1
,
三宅 秀明
2
,
藤澤 正人
1
Ken-ichi Harada
1
,
Hideaki Miyake
2
,
Masato Fujisawa
1
1神戸大学大学院医学研究科腎泌尿器科学分野
2浜松医科大学医学部泌尿器科学講座
キーワード:
分子標的薬
,
耐性獲得
,
耐性克服
Keyword:
分子標的薬
,
耐性獲得
,
耐性克服
pp.70-75
発行日 2018年1月20日
Published Date 2018/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413206173
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▶ポイント
・腎細胞癌は分子標的薬に対し優れた感受性を示すが,比較的短期間のうちに効果が失われ耐性を獲得する.
・分子標的療法に使用される薬剤別に耐性獲得機序の解明が試みられており,血管新生,細胞増殖等に関わる分子機序の一端が明らかにされている.
・分子標的薬に対する耐性克服については,基礎的研究の成果も蓄積されつつあるが,その機序に基づく抜本的な対策はいまだ確立されていない.
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