腎細胞がんに対する治療

Immune checkpoint inhibitor for advanced renal cell carcinoma

▶ポイント

・免疫チェックポイント阻害薬による治療では，一過性の腫瘍増大後に効果が認められる症例や治療中止後も効果が持続する症例があり，腫瘍効果を予測する因子の同定が待たれる．

・自己免疫に関連する有害事象が生じることがあり，その判断と治療のための知識の習得が重要である．

・腎がんの治療では薬物による逐次療法が行われているが，免疫チェックポイント阻害薬をどのように使用するかは今後の症例の蓄積が必要である．