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特集 エキスパートが語る! 腹腔鏡下手術の落とし穴と対処法
〈術中合併症を回避するための方法と対処法〉
血管処理の注意点と出血対処法:腎部分切除術─周術期合併症をいかに防ぐか?
The perioperative complications of laparoscopic partial nephrectomy : how to prevent?
繁田 正信
1
,
岩本 秀雄
1
,
田村 賢司
1
Masanobu Shigeta
1
,
Hideo Iwamoto
1
,
Kenji Tamura
1
1呉医療センター・中国がんセンター泌尿器科
キーワード:
腎腫瘍
,
腹腔鏡下腎部分切除術
,
合併症
Keyword:
腎腫瘍
,
腹腔鏡下腎部分切除術
,
合併症
pp.856-860
発行日 2016年10月20日
Published Date 2016/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413205797
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▶ポイント
・腎動脈の分枝と走行を術前に十分評価し,血流遮断漏れのないように注意する.
・腫瘍切除の際,腎洞内は切開ではなく,腫瘍表面に沿って鈍的剝離を主に行い,腫瘍に連続する索状物のみシーリングデバイスで離断する.
・尿路が開放した場合,大きな開放部位のみピンポイントで縫合閉鎖する.小さな損傷部位は腎実質縫合を行うならば不要である.
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