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特集 もう慌てない! 重症尿路性器感染症のマネジメント
急性細菌性前立腺炎の治療─フルオロキノロン系抗菌薬と膀胱瘻は標準治療か?
Treatment of acute bacterial prostatitis
安田 満
1
Mitsuru Yasuda
1
1岐阜大学医学部附属病院泌尿器科
キーワード:
急性細菌性前立腺炎
,
フルオロキノロン系抗菌薬
,
膀胱瘻
Keyword:
急性細菌性前立腺炎
,
フルオロキノロン系抗菌薬
,
膀胱瘻
pp.612-617
発行日 2016年7月20日
Published Date 2016/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413205749
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▶ポイント
・軽症〜中等症では,グラム陰性菌に強力な抗菌力を有し,前立腺への移行のよいフルオロキノロン系抗菌薬が推奨される.
・基礎疾患を有する症例では薬剤耐性菌が原因となる場合がある.
・合併症としての尿閉に対し,膀胱瘻は理想的だが侵襲的である.一時的な処置のため,まずは細径の尿道カテーテル留置や間歇的導尿を行う.
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