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特集 ロボット時代の泌尿器科手術②—新たな術式への挑戦
Ⅲ.腎盂尿管移行部通過障害に対するロボット支援腎盂形成術
術式と手術成績
Robot-assisted laparoscopic pyeloplasty in the management of ureteropelvic junction obstruction
小林 泰之
1
,
藤尾 圭
1
,
荒木 元朗
1
,
那須 保友
1
Yasuyuki Kobayashi
1
,
Kei Fujio
1
,
Motoo Araki
1
,
Yasutomo Nasu
1
1岡山大学大学院医歯薬学総合研究科泌尿器病態学
キーワード:
ロボット手術
,
腎盂形成術
,
腎盂尿管移行部狭窄症
Keyword:
ロボット手術
,
腎盂形成術
,
腎盂尿管移行部狭窄症
pp.938-943
発行日 2015年10月20日
Published Date 2015/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413205473
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要旨 ロボット手術の普及に伴い,腎盂尿管移行部通過障害に対するロボット補助下腎盂形成術が欧米を中心に広く行われている。本手術方法は,鏡視下手術の低侵襲性に加え,繊細な手術手技を得意とするロボット支援手術の利点を発揮できる手術方法といえる。腹腔鏡下腎盂形施術と比較して,手術成績や合併症に関して同等であるが,learning curveに優れているとの報告がなされている。現在の問題点は,本術式は保険診療で行うことができず,現時点では自費診療となることである。本術式は,ロボット手術の利点を享受できる手術術式であり,早期に保険診療可能となることを期待する。
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