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特集 ロボット時代の泌尿器科手術②—新たな術式への挑戦
Ⅱ.膀胱癌に対するロボット支援膀胱全摘除術
手術成績
Robot-assisted radical cystectomy—perioperative outcomes and oncological outcomes
伊関 亮
1
,
吉岡 邦彦
1
Ryo Iseki
1
,
Kunihiko Yoshioka
1
1新百合ヶ丘総合病院泌尿器科
キーワード:
ロボット支援手術
,
膀胱全摘除術
,
手術成績
Keyword:
ロボット支援手術
,
膀胱全摘除術
,
手術成績
pp.930-937
発行日 2015年10月20日
Published Date 2015/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413205472
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要旨 ロボット支援手術は,2000年にdaVinci® surgical system(Intuitive Surgical社)が米国FDAの認可を得て以来,世界中で普及しつつある革新的な手術方法である。米国では根治的前立腺全摘除術の85%以上がロボット支援下に行われ,すでに標準術式として確立している。膀胱全摘除術が術式的に前立腺全摘除術と類似していることから,ロボット支援前立腺全摘除術の導入でda Vinci®の操作に慣れた術者が,次のステップとしてロボット支援膀胱全摘除術(RARC)の導入を積極的に開始したことは当然の流れといえる。ここ数年でRARCの報告数は急激に増加し,安全性,短いlearning curve,導入期の良好な治療成績などが多数報告されつつある。本稿ではRARCの現時点での手術成績について文献的考察を加えて報告する。
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