増刊号特集 泌尿器科外来パーフェクトガイド—誰にでもすぐに使える!
9.尿路・性器損傷と膀胱異物
69.尿道損傷—ハシゴから落下して会陰部を強打し,痛みを訴えている患者です。
堀口 明男
1
1防衛医科大学校泌尿器科学講座
pp.271-274
発行日 2015年4月5日
Published Date 2015/4/5
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413205279
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Point
●外傷後急性期は尿道カテーテル留置や損傷部の外科的修復を避け,膀胱瘻を造設して待機し,感染をコントロールする。
●外傷後3か月以上経過してから尿道を評価し,狭窄があれば尿道形成術を行う。
●外傷性尿道狭窄症に対する内尿道切開,尿道ブジー,尿道ステント留置は成功率が極めて低いだけでなく,狭窄を複雑化させるので,行ってはならない。
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