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特集 LOH症候群診療—最近の進歩
ホルモン補充療法(注射製剤)の有用性—健康関連QOLに着目して
Efficacy of hormone replacement therapy using testosterone injection preparation:focusing on health-related quality of life
小中 弘之
1
,
並木 幹夫
1
Hiroyuki Konaka
1
,
Mikio Namiki
1
1金沢大学大学院医学系研究科集学的治療分野(泌尿器科学)
キーワード:
LOH症候群
,
ホルモン補充療法
,
健康関連QOL
Keyword:
LOH症候群
,
ホルモン補充療法
,
健康関連QOL
pp.60-67
発行日 2015年1月20日
Published Date 2015/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413205137
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要旨 Late-onset hypogonadism(LOH)症候群の診療理念は,中高年男性の健康促進とQOLの改善にある。最近ようやく,その治療手段であるホルモン補充療法の有用性がいくつかの臨床試験によって検証され,そのエビデンスの蓄積は着実に進んでいる。LOH症候群がQOL疾患である以上,患者の健康状態を直接反映する健康関連QOLは,ホルモン補充療法の介入試験において極めて重要なエンドポイントとなりうる。本稿では治療介入を伴うLOH症候群における健康関連QOL評価の重要性を強調しつつ,本邦で施行されたEARTH試験の概要と結果についても言及し,ホルモン補充療法(注射製剤)による健康関連QOLの改善を報告する。
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