画像診断
下血を主訴とした骨盤内腫瘍
宍戸 清一郎
1
,
早川 正道
1
,
大澤 炯
1
1琉球大学医学部泌尿器科学教室
pp.82-84
発行日 1989年1月20日
Published Date 1989/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413204913
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症例 57歳,男性。
主訴 血便。
初診 1988年3月28日。
既往歴 外傷性脳血管障害後精神障害.
家族歴 特記すべきものなし.
現病歴 1988年3月初旬,血便の排出を認め,近医外科を受診した。直腸鏡にて,直腸12時方向の前立腺よりやや口側に,腫瘤性の壁外性圧迫を認めたが,粘膜にびらん炎症所見のあるものの,生検にて悪性所見を得られなかったため,当科外来を紹介された、.直腸診にて同部に,表面平滑で緊満した径5cm大の腫瘤が触知され,その精査を目的として入院となった。
検査所見 血液一般,血液生化学検査,および血中腫瘍マーカーに異常を認めなかった。
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