教室だより
愛知医科大学泌尿器科学教室
山田 芳彰
pp.168
発行日 1991年2月20日
Published Date 1991/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413900265
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愛知医科大学は,1972年4月名古屋市の東端に隣接する長久手町に創設された新しい医科大学です.ここ長久手は,歴史で名高い長久手古戦場で知られる丘陵地で,今なお自然の姿が残されており,教育,研究,診療のいずれの面においても絶好の環境にあります.
泌尿器科学教室の開設は,創立の翌年1973年に名古屋大学泌尿器科から瀬川昭夫教授,深津英捷助教授の着任により2名でそのスタートが切られました.発足当時は,香流病院の一角に小規模にスタートし,翌4月に待望の付属病院が完成し,さらに名古屋大学泌尿器科より千田八朗講師を迎え再スタートを切りました.当時は不便だった交通の便も徐々によくなり患者数も増加してきました.その後,他大学および本学出身の入局者もあり医局員は総勢20名を数えるまでになりました.教室員の増加と共に,泌尿器科患者は入院患者1日平均40名を越え,外来患者も1日平均80名,時には100名を越えるようになってきました.しかし,医局開局18年をへて関連病院の整備拡充のための転出により,現在は教授1,助教授1,講師1,助手5,大学院1,研修医1の合計10名の少人数で構成されて厳しい状況です.この少人数で,毎日臨床に研究に,また関連病院への応援にと走り回っています.
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