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講座 パソコンの臨床応用入門
Ⅲ.データベースの利用法
Introducing to Clinical Application of Personal Computers: Ⅲ. The Usage of Data Base
中村 清吾
1
Seigo Nakamura
1
1聖路加国際病院外科
pp.233-237
発行日 1987年3月20日
Published Date 1987/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413204450
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はじめに
今回は,パーソナルコンピュータによるデータベースの利用法について解説することにする。医師がパソコンを仕事に用いる場合,ワープロ機能をマスターすると,次に利用したいと考えるのが患者データベースや文献データベースであろう。しかし,ワープロであれば,世に普及しているワープロソフトに第二水準漢字あるいは医学用語辞書を付ければ,ほぼ目的を達することができるが,データベースの方は,2〜3万円の安価なものから,数十万円の高機能なものまで様々な種類があり,目的に応じてレベルを選択する必要がある。また,高価格のソフトであるからといつて医師の利用目的を必ずしも満足させるとは限らない。メーカーの宣伝はあらゆる情報が手のひらの上に乗るような種々の夢を抱かせるが,一歩選択を誤まれば,パソコンそのものがほこりを被る原因ともなりかねないものである。そこで,今回はデータベースソフトの選び方から使い方までを実例を交えながら紹介する。
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