今月の主題 糖尿病―診断・治療の指標
座談会
糖尿病管理に対する臨床データの有効利用法
河盛 隆造
1
,
遅野井 健
2
,
松葉 育郎
3
1順天堂大学医学部内科
2水戸協同病院代謝内分泌内科
3松葉医院
pp.1177-1185
発行日 1996年10月15日
Published Date 1996/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542903048
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河盛(司会)"糖尿病は検査の病気である"と言われてきました.糖尿病では,ほとんどが症状が出ないので,検査により患者の病態を把握して,適切な治療をしなければいけないということでしょう.しかし,今や糖尿病患者の血糖応答反応を判断する指標は多くあって,病態を把握しているのに,適切な治療を行っていない,という指摘も多いわけです.
そこで本日は,最前線で多くの患者さんを診ておられる先生方に,数多い指標をいかにうまく組み合わせて患者の1人1人の動態を捉えるか,そしてそれをいかに治療にフィードバックしていくか,ということについて教えていただきたいと思います.
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