Urological Letter
インポテンスに対するパパベリン海綿体内注射/Impotents Anonymous—インポテンス患者の治療に関する団体
pp.538,569
発行日 1986年7月20日
Published Date 1986/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413204300
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パパベリンは初めパリのDr.Viragによつて用いられたが,彼は陰茎の血管撮影に際して血管拡張を助長させるために海綿体内に他の薬剤と共に注射した。パパベリンは勃起にも有効なことを発見したし,後にはパパベリンだけを注射している。最近AdrianZorgniottiが,パパベリンとPhentolamineとを患者自身で注射することを一般化した。
筆者は数カ月間パパベリンを海綿体内に注射している。パパベリンだけの注射でも効果的であつたが,Phentolamineだけの注射では無効だつた。最近はパパベリンを60mg用いている。効果の程度はまつたく膨張しないものから10分以内に+4の状態にまで膨張するものまでであつた。ある患者は15分で十分膨張し,性交ができて,この状態は18時間も続き,そのあと吸出と海綿体内へのエピネフリン注射でようやくもとにもどつた。
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