Urological Letter
エアロビクスと尿路疾患/嵌頓包茎の整復術の変法
pp.58,71
発行日 1985年1月20日
Published Date 1985/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413203961
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次の記載はエアロビクスと尿閉ないし膀胱炎との関係についてである。
昨年筆者は約10例の患者を診察した。女性8人,男性2人で,全例ともエアロビクスを始めたあとに何らかの型の尿路疾患にかかつている。2人の女性患者はまつたく排尿ができなくなつた。1人は19歳で,他は21歳だつた。2人とも入院し,内尿道切開術を受けたのち初めて排尿できたのであり,筆者にとつては極めて興味深く思えた。他の男女の患者には膀胱炎か前立腺炎があり,1人の紳士はストレスによる毛細血管からの出血による二次的血尿もみられた。この患者には膀胱鏡検査もしたし,尿管カテーテリスムスをもやり,細胞診断もした。患者は全例とも30歳以上であつた。
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