Japanese
English
手術手技
腎切石術
Nephrolithotomy
竹内 正文
1
Masafumi Takeuchi
1
1愛媛大学医学部泌尿器科学教室
1Department of Urology, Ehime University School of Medicine
pp.17-22
発行日 1982年1月20日
Published Date 1982/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413203273
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緒言
腎結石に対する手術療法は,大別すると,腎実質手術,腎実質外手術ということになるであろう。当然のことながら前者は,腎阻血に加うるに,メスによる腎実質障害による術後の腎機能不全,後者は完全な結石の摘出の困難さ,という欠点をもつている。最近は前者においても,surface cooling,anatropical nephrolithotomyなど,その欠点を補う工夫がなされているし,また後者においても広範にcaliceal systemまで露出して,結石が摘出されている。
元来,腎結石の手術療法に関しては,再手術を避けるため残存結石を皆無とする努力を怠ることなく,結石の種類による再発の防止に留意するというのが鉄則である。
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