座談会
腎癌の治療法をめぐつて
町田 豊平
1
,
阿曽 佳郎
2
,
岡本 重禮
3
1東京慈恵会医科大学泌尿器科
2浜松医科大学泌尿器科
3聖路加国際病院泌尿器科
pp.421-431
発行日 1980年5月20日
Published Date 1980/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413202944
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町田(司会) 本日は「腎癌の治療法をめぐつて」という主題で,腎癌について臨床的な経験の深いお二人の先生をお招きして,座談会をすることになりました。腎癌は臨床上,いろいろな問題を持つていますが,現在なんとかしなければいけないという最も大きな問題は,やはり治療法だと思うんです。極端な言い方をしますと,腎癌の治療成績はこの二,三十年間まつたく進歩していないと言えるぐらいです。実際は,内容的にいろいろ進歩があるんですが,こういう観点から,腎癌治療のテーマを取り上げたわけです。
阿曽先生,ご自分のとくに主張したい点を簡単に取りまとめていただけませんか。
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