Urological Letter
Scottの膨らまし得る陰茎副木の挿入,他
pp.724,728
発行日 1978年8月20日
Published Date 1978/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413202594
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1975年夏以来,筆者はこの膨らましうる陰茎副木の挿入に興味を持つてきた.これはこみ入つた複雑な手術手技であり,術前に患者およびその妻と十分な相談をしておかなければならないし,Minnesota Multiphastic Per-sonality Index(MMPI)を含めて精神科的検討をしなければならない。病院当局が協力的でなければならないし,手術および術後の看護に熟練した看護婦の協力が得られなければならない。ここFort LauderdaleのHolyCross病院はあらゆる点で筆者に協力してきてくれた。
この副木はSmall-Carrion副木よりも取り付けがこみ入つている。しかし,陰茎をしなびた状態にもどし得るという点で,他のものよりも大いに受けている。患者は前記2つの装具の機能の違い,各々に起こり得る合併症および膨らみ方の効果などを理解しなければならない。手術を受けたあとその副木の膨らまし方およびしぼませ方を教えられ,それに慣れなければならない。患者はある程度の教養があり,物わかりが良くなければならない。この手術に適するか否かの判定に年齢は必ずしも制限されないが,老衰は適応ではない。
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