Japanese
English
手術手技
前部尿道狭窄の手術—end to end法
The Surgical Treatmet of the Stricture in the Anterior Urethra:End-to-end Anastomosis
今村 一男
1
,
吉田 英機
1
,
池田 隆夫
1
,
斉藤 豊彦
1
,
檜垣 昌夫
1
Kazuo Imamura
1
1昭和大学医学部泌尿器科学教室
1Department of Urology, School of Medicine Shyowa University
pp.225-228
発行日 1978年3月20日
Published Date 1978/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413202513
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はしがき
尿道端々吻合術(end to end法)は,前部尿道の狭窄に対して現在最も一般的に行なわれている手術法である。以下,われわれの教室の経験をまじえながら手術法について述べてみたいと思う。
はじめに教室の症例を紹介しておきたい。1962年より現在まで教室の前部尿道狭窄は32症例あり,そのうちの24例に端々吻合術を施行した。それらの症例を第1表に示した。年齢は16歳から68歳までで,外傷性の狭窄は16例(66.6%),炎症性の狭窄は8例(33.3%)である。炎症性狭窄のうち7例は淋疾後,1例は結核性尿道炎後の狭窄であつた。淋疾後におこつた狭窄はいずれも50歳以上で,若年者は外傷性狭窄であつた。
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