小さな工夫
電気凝固用防護ゴム管
加藤 正和
1
,
鈴木 富夫
1
,
森田 昌良
1
1仙台社会保険病院
pp.306
発行日 1977年4月20日
Published Date 1977/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413202333
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尿道カルンケルに対して,われわれはしばしば電気凝固術を行なつているが,この時,カルンケルの無い正常な部分を凝固してしまう危険性がある。そこで,太目のネラトンカテーテルに,第1図のごとく細工を施したものを消毒しておき,これを第2図のごとく尿道内に挿入,Defektになつている部分にカルンケルを挾み込んで,やや引き出すようにして電気凝固を行なうと安心して施行できる。われわれはこの方法で,大体は局麻下に行なつている。
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