Japanese
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手術手技
腎瘻造設術の経験—internal approach to the collecting system
Simple Nephrostomy:Internal approach to the Collecting System
津川 龍三
1
Ryuzo Tsugawa
1
1金沢医科大学泌尿器科学教室
1Department of Urology, Kanazawa Medical University
pp.209-211
発行日 1977年3月20日
Published Date 1977/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413202314
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腎瘻術は泌尿器科においてしばしば行なわれる手術であるが,要は腎実質の貫通距離がなるべく短いこと,腎瘻管の交換が簡単に行なえるように腎盂—腎実質—筋層—皮膚の各層がずれないように直線的であるように設定することである。
腎瘻造設には各種の方法があるが,紙面の都合で逆行性経路による造設法につき述べる。体位は腎摘除術に準ずる。皮膚切開は腰部斜切開とし,小出血は電気凝固,動脈性出血のかなり強いものは結紮,神経はなるべく引きぬくようにして切断する。Gerota筋膜を開き尿管を求め,3号ネラトンカテーテルを通して軽く持ち上げ,尿管を腎盂まで剥離する。腎の剥離はまず下極から始めるが,多くの場合上極には及ぶことはない。
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