印象記
American College of Gastroenterologyの第38回年次総会に参加して―(1973年10月 Los Angeles)
春日井 達造
1
1愛知県がんセンター第1内科
pp.516-518
発行日 1974年4月25日
Published Date 1974/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403111821
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American College of Gastroenterology(ACG)のsecretary general Dr. Colcherの招きにより私ども(関東逓信病院 多賀須幸男博士,京都府立医大 村上健二博士と愛知県がんセンター 春日井達造)3名は48年11月下旬Los Angeles Biltmore Hotelで開催された第38回年次総会のCourse in Postgraduate Gastroenterologyに出席した.赤い表紙でお馴染のAmerican Journal of Gastroenterologyを機関誌としている学会で,ご承知のGastroenterologyを機関誌とするAmerican Gastroenterological Association(AGA)が世界最大の規模と最高の水準を誇る米国消化器病学会で毎年5月開催される年次総会に発表されるpaperも基礎的な実験的,生化学的な研究発表が主力を占めるのに対して,毎年秋開催されるACGは比較的小じんまりとした,いわば臨床消化器病学会ともいうべきものでClinical researchのpaperが多い傾向がみられる.しかし,わが国におけると同様memberは両学会にダブッテいるものが多いことは勿論である.
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