図譜 血管撮影シリーズ・3
多発性腎嚢腫
永井 純
1
,
田崎 寛
2
1慶応義塾大学医学部放射線診断部
2慶応義塾大学医学部泌尿器科学教室
pp.200-202
発行日 1974年3月20日
Published Date 1974/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413201772
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
〔X線検査所見〕
DIP所見(第1図)
左腎上極に向う大腎杯は伸展し,中下極の腎杯は弧状に圧排され偏位している。右腎上極の腎杯は大腎杯も含めて弧状に圧排されている。中下極の腎杯は拡張し,棍棒状を呈している。右腎盂は外側に向い圧排されている(←印)。また,右腎中極の腎杯に円形の陰影欠損像を認める。腎輪郭については,このX線写真からは十分追跡できない。
Copyright © 1974, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.