Urological Letter・151
膀胱粘膜出血に対するフォルマリン液注入療法
pp.644
発行日 1973年8月20日
Published Date 1973/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413201654
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約1年前,78歳の男子が放射線性膀胱炎による二次的な著しい血尿でわれわれの所に紹介されてきた。われわれの所に入院させる前に何回も輸血されたが,そのあとも何回もその必要があつた。薬品の注入,焼灼および持続洗浄など普通のいろいろな試みがなされた。しかし,これらのうちどれも効果はなかつた。W.Goodwinによつて提案されたフォルマリンの膀胱内注入療法を行なつた。用いた方法は次のとおり。
1)この薬剤の注入はときには痛みを与えるので,全身ないしは局所麻酔が必要である。
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