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特集(増刊号の)5 尿路・性器疾患の化学療法(感染症と腫瘍)
Ⅰ.尿路感染症の化学療法
腎盂腎炎の臨床
腎盂腎炎の化学療法の実際
Practical Chemotherapy for Pyelonephritis
新島 端夫
1
Tadao Niijima
1
1岡山大学医学部泌尿器科
1Department of Urology, Okayama University, Medical School
pp.54-60
発行日 1972年12月25日
Published Date 1972/12/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413201514
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はじめに
腎盂腎炎の治療の原則は,原因菌に対する適確な化学療法と,尿路全長におけるスムーズな生理的尿流の確保にある。
しかし,基礎疾患として尿路結石,水腎症などの腎疾患があり,これに併発する形で発症した合併性の腎盂腎炎では,その腎疾患への治療が先決となり,まして腎摘などの適応があれば,腎盂腎炎としての治療対象にならなくなる。
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