見聞記
欧米泌尿器科についての印象
阿曽 佳郎
1
1東京大学医学部泌尿器科
pp.1007-1011
発行日 1971年12月20日
Published Date 1971/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413201283
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昨夏,東京で開催された第15回国際泌尿器科学会直後,米国泌尿器科学会事務総長Prof.Leadbetterおよび同学会理事Prof.Nagamatsuより本年5月16日から20日まで開かれる第66回米国泌尿器科学会総会(Chi-cago)で高安教授と共にpyelourete-roscopeについて発表するように招聘された。同学会はChicago市で一番大きくかつ伝統を誇るPalmerHouseにおいて長老Dr.Dorsey会長の下に開催された。5日間におよぶ会期中約1500人を収容する主会場がたえず満席に近く,noteをとつたり,tape recorderに記録したりする人がかなり目立つた。ざっと出席者の半数がmember,残りはguestsで若い医師あるいは外国からの出席者であつたと思う。学会発表の形式についてはすでに以前,慶大中村氏が本誌に発表されているようなものであつたし,今回の学会の発表内容の詳細についてはすでに日医大遠藤氏が報告されているので,ここでは私たちの発表に関したことを中心にごく簡単に述べさせて頂くこととする。
私たちの発表は,学会第3日目(5月18日)午後2時から,今回の学会から新たに発足したProf.Na-gamatsuの主催するBiomedicalEngineering Forumのもとに行なわれ,Pyeloureteroscopeの最近の成果につき約10分間報告した。
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