座談会
欧米に於ける「皮膚科の現況」
田村 一
1
,
横山 硈
1
,
高橋 吉定
2
,
長谷川 泉
1慶応大学
2東北大学
pp.720-728
発行日 1959年7月1日
Published Date 1959/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491202599
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司会 総会に引き続いて学会でお疲れのところどうもありがとうございました。高橋先生は海外をお回りになりまして,お帰りになつてすぐ学会でございまして,雑誌の方でおみやげの話を聞く機会もないままに学会の方でいろいろと御活躍になつたわけでございますが,ようやく落ちついてお話を伺うことができるようになりました。最初にコースだけをお話しいただきまして,それから横山先生,田村先生から質問をしていただくような形でお話を進めたらいかがかと思います。どうぞお願いいたします。
高橋 出発しましたのが昭和33年8月の末で,先ずアメリカ西海岸のPortlandへ行きまして,Oregon大学を少し見学しました。それからChicagoへ行きまして,Chicago大学でRothman教授の処に約4カ月おりました。それからBostonへ行き,Massachusetts GeneralHospitalにごくわずかですが滞在して,それからNewYorkへ行つて,New YorkのColumbia大学,Cor-nell大学,New York大学に顔を出しました。つぎにLondonに行きまして,St.Johns Hospitalを訪れました。それからParisへ行きまして,有名なSt.Louis病院に数日通いました。その後ドイツに入りまして,Hamburg大学,それからBerlin大学を訪問しました。
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