Urological Letter・125
電池式電機手術器の小手術への利用
pp.890
発行日 1971年11月20日
Published Date 1971/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413201256
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われわれの専門用にデザインされたものではないが,われわれ医師なかまの医療器具が泌尿器科医にとつてまことに便利な器械として使うことができる。眼科医のためにデザインされ,結膜の小さな電気凝固用に造られた電池式電気焼灼器のあることを私は最近知つたのである。この焼灼器は恐らく細心の止血を必要とする尿道下裂の形成手術に便利であると思われた。この焼灼器は本手術に際しては非常に有効であつた。ことに出血点をクレンメで掴みかつ結紮することの困難な陰茎のグランスあたりで便利であつた。尿道手術の際にもまたこの焼灼器は格別便利である。
この"OPTEMP"という名のこの機器は高価ではないし,disposableであり,泌尿器科医はどんな手術室ででも得られるし,使用し得る。この焼灼器はP.O.Box 1959, Forth Worth, Texas 76101のAlcon Laboratories, Surgical Products Divisionから買える。価格は1組僅か4.15ドルで,最小単位は1ダースで買い得る。(W.U.C.L.Oct 25, 1971.Milton B.Ozar, M.D., Kansas City, Misouri)
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