Japanese
English
特集(増刊号の)3 小児の泌尿器疾患
Ⅲ.検査法
小児泌尿器疾患のRI診断
Radioisotopes in the Diagnosis in Paediatric Urology
千野 一郎
1
Ichiro Chino
1
1東京慈恵会医科大学泌尿器科教室
1Department of Urology, Jikei University School of Medicine
pp.133-137
発行日 1970年12月25日
Published Date 1970/12/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413201077
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
はじめに
Radioisotope(以下RIと略す)は医学的な面においても,検査法の研究,測定装置の開発などによつて広く臨床面に応用されるようになつてきた。
泌尿器科領域においては主として分腎機能検査法に応用されている。従来のレ線学的診断法に更にRI診断法を加味することにより詳細な検討が加えられる。腎機能検査には種々な検査法があるが大別して総腎機能検査法と分腎機能検査法に分けられる。泌尿器科で扱う腎疾患は総腎機能検査とともに分腎機能検査も極めて重要な検査法である。しかし小児では成人と同様な検査法が必ずしも容易に行なえない場合がある。このようなときRI検査法は更に価値ある検査法となる。
Copyright © 1970, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.