Urological Letter
精管切除法に代わる挫滅法("Crush"Vasectomy)/膀胱鏡検査後の尿路感染の予防法
pp.547,552
発行日 1968年7月20日
Published Date 1968/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413200453
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1967年春までの約200例のTUR (経尿道的電気切除術)には両側の精管切除術を行なつてきたが,それ以後は左側では5〜7cmの精管切除を行なうが,右側では止血鉗子で単に2ヵ所を挫滅し,その間を#000クロミックカットグートで結紮するだけにしてきた。この結果,左側では今までに1例の副睾丸炎もおこさないが,単に挫滅結紮した右側でも軽い副睾丸炎が1例おこつただけである。
この経験例は統計的価値を云々するには少ないが,今後なお,この試みをつづけてゆくつもりであり,良い方法になると思つている。
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