Japanese
English
新薬治験
泌尿器科領域におけるAF−864(ベンチリン)の使用経験
CLINICAL EXPERIENCE OF AF-864 (BENZYRIN) IN TREATMENT OF UROLOGIC DISEASES
近藤 厚
1
,
清水 純
1
,
天本 太平
1
,
進藤 和彦
1
Atsushi KONDO
1
,
Jun SHIMIZU
1
,
Taihei AMAMOTO
1
,
Kazuhiko SHINDO
1
1長崎大学医学部泌尿器科教室
1Department of Urology, Nagasaki University School of Medicine
pp.281-285
発行日 1967年3月20日
Published Date 1967/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413200132
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I.緒言
AF−864(Benzydamine hydrochloride)は下記の構造式を有する非ステロイド性の抗炎症剤で,1964年以来主としてイタリア,ドイツ,オランダにおいて各科領域の炎症性疾患に対して臨床実験が行なわれて,優れた抗炎症作用と鎮痛作用を有することが認められている。
今回我々は吉富製薬株式会社からAF−864(Benzyda-mine hydrochloride)の提供を受け,泌尿器科領域における非特異的炎症性疾患,器械的検査後および術後の患者に使用する機会を得,その効果を検討したので報告する。
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