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特集 泌尿器科医のためのクリニカル・パール(2)
小児泌尿器科疾患のクリニカル・パール
Clinical pearls in pediatric urology
鯉川 弥須宏
1
,
此元 竜雄
1
,
秋武 奈穂子
1
,
山口 孝則
1
Yasuhiro Koikawa
1
,
Tatsuo Konomoto
1
,
Naoko Akitake
1
,
Takanori Yamaguchi
1
1福岡市立こども病院・感染症センター泌尿器科
キーワード:
尿路感染症
,
膀胱尿管逆流
,
自然治癒
Keyword:
尿路感染症
,
膀胱尿管逆流
,
自然治癒
pp.974-978
発行日 2014年11月20日
Published Date 2014/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413200042
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要旨 新生児期,乳児早期に尿路感染症を発症し,泌尿器科に紹介されて来院する患児は少なくはない。当然,尿路に先天性の異常がないか精査し管理することとなるが,このときの膀胱尿道造影や腎シンチの位置づけが近年はなかなか難しい。この時期最も合併頻度の高い膀胱尿管逆流についての知識を参考に判断することが多いが,最終的には患児の状況をみて経験的に決定している。本稿では膀胱尿管逆流の精査,治療を含め,近年の小児尿路感染症に対する考え方,ひいては環状切除術の有用性についても論じてみた。
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