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特集 泌尿器科医のためのクリニカル・パール(2)
小児泌尿器科疾患のクリニカル・パール
Clinical pearls in pediatric urology
宋 成浩
1
Shigehiro Soh
1
1獨協医科大学越谷病院泌尿器科
キーワード:
急性陰囊症
,
排尿障害
,
便秘
,
包茎
Keyword:
急性陰囊症
,
排尿障害
,
便秘
,
包茎
pp.970-973
発行日 2014年11月20日
Published Date 2014/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413200041
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要旨 小児泌尿器を専門とする医師でなくとも,日常診療で遭遇することの多い小児疾患を取り上げ,診療に際し心に留めていること,経験の少ない先生に指導していることについて記載した。急性陰囊症は,原因疾患によっては治療のゴールデンタイムに配慮しなければならず,判断が遅れると機能が温存できないことがある。泌尿器科医を長く経験していると,精巣捻転で萎縮しまった精巣を外来で診察することは,一度や二度ではない。急性期にどのような検査を行い,なにを考え治療方針を決定しているか記載した。
夜尿症や過活動膀胱の症状を訴える小児の排尿障害患者は少なくないが,尿路感染症で受診した患者の中にも,排便習慣に問題があることが多い。このような患者を診察する場合の注意点を記載した。
包茎の治療は時代の変遷とともに若干の変化があり,本稿では最近留意している点を説明する。
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