特集 下部尿路症状
下部尿路症状の原因疾患に対する治療戦略!治療薬の選び方と使い方 過活動膀胱
山西 友典
1
,
鎌迫 智彦
,
加賀 勘家
,
加賀 麻祐子
,
布施 美樹
,
石塚 満
1獨協医科大学 排泄機能センター
キーワード:
Botulinum Toxins
,
行動療法
,
前立腺肥大症
,
口内乾燥症
,
多剤併用療法
,
膀胱内投与
,
排尿障害
,
便秘
,
Muscarinic Antagonists
,
羞明
,
過活動膀胱
,
泌尿器作用剤
,
Adrenergic Beta-3 Receptor Agonists
Keyword:
Muscarinic Antagonists
,
Behavior Therapy
,
Botulinum Toxins
,
Drug Therapy, Combination
,
Prostatic Hyperplasia
,
Constipation
,
Administration, Intravesical
,
Urination Disorders
,
Xerostomia
,
Urological Agents
,
Photophobia
,
Adrenergic beta-3 Receptor Agonists
,
Urinary Bladder, Overactive
pp.2607-2613
発行日 2021年6月5日
Published Date 2021/6/5
DOI https://doi.org/10.15104/J01461.2021231219
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<Key Points>◎過活動膀胱(OAB)は尿意切迫感を必須の症状とし、通常頻尿、夜間頻尿を伴い、切迫性尿失禁を伴う場合と伴わない場合がある。◎OABの薬物療法には、抗コリン薬とβ3作動薬がある。◎抗コリン薬は古くから使用されており、その有効性は確立しているが、副作用として口内乾燥、羞明、便秘、排尿困難などがある。◎β3作動薬は比較的新しく開発された薬物であり、抗コリン薬と効果はほぼ同等であるが抗コリン薬のような副作用は少ない。◎難治性OABの治療には電気・磁気刺激などの神経変調療法、およびボツリヌス毒素膀胱壁内注入手術が有用である。
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